建築物の解体

建築物の解体業は、建物や構造物を安全かつ効率的に取り壊す専門的な作業を行う業種です。主に老朽化した建物の撤去、新築や再開発のための土地整備、災害後の復旧作業などで活躍します。解体作業には住宅、ビル、工場、橋梁といった多様な建造物が対象となり、それぞれに適した方法と機材が必要です。

解体業の主な工程には、事前調査、周辺環境の安全対策、解体作業、廃棄物の分別と処理があります。特に事前調査では、建物の構造や含有する有害物質(アスベストなど)の確認が重要です。安全対策として、騒音や振動の抑制、防塵シートの設置などを行い、近隣住民への配慮を欠かしません。

解体には、重機を使用する「機械解体」、手作業で進める「手作業解体」、爆薬を用いた「発破解体」などの方法があります。これらは建物の種類や条件に応じて選ばれます。また、廃棄物のリサイクルや適正処理が法的に義務付けられており、環境保護の観点からも重要な役割を果たしています。

弊社では解体現場の状況に応じて、適切な方法をご提案させていただきます。

アスベスト調査

解体現場でのアスベスト調査は、老朽化した建物を安全に取り壊すために欠かせない作業です。
アスベスト(石綿)は過去に建材として広く使われていましたが、その繊維を吸い込むことで肺疾患やがんを引き起こす危険性があるため、法的に厳格な管理が求められています。
解体時にはアスベストが飛散しやすいため、特に慎重な対応が必要です。

弊社ではまず、建物の解体前に事前調査を行い、アスベストの有無や種類を確認します。
アスベストが含まれている場合は、除去作業を優先的に実施します。
この際、作業区域を密閉し、飛散防止のための負圧装置を設置し、慎重にアスベストを取り除きます。

除去したアスベストは、専用の密閉容器に封入して管理し、法令に基づいた廃棄処理を行います。
また、作業後には空気中のアスベスト濃度を測定し、基準値以下であることを確認してから解体作業を行います。
適切に行うことで、作業員だけではなく、周辺住民の健康被害を防ぎ、安全な解体を実現します。

弊社ではアスベスト調査作業も自社で行なうことで、スムーズな作業を実現しています。

解体前調査、マンションの外壁のドローン調査

ドローン調査とは、ドローン(無人航空機)を使用して建物の状態を効率的かつ安全に点検する方法です。
従来の調査では足場の設置や高所作業車が必要な場合が多く、時間や費用がかかるほか、作業員の安全性が課題でした。ドローンを活用することで、これらの問題を解消し、迅速かつ低コストでの調査が可能になります。

弊社ではドローン調査では、高解像度カメラを搭載したドローンを使用し、建物の屋根や外壁、雨どい、太陽光パネルなどを撮影します。
これにより、劣化や破損、雨漏りの兆候、断熱性能の低下といった問題を的確に把握できます。
特に人が立ち入るのが困難な高所や狭い場所の点検に優れており、全体を俯瞰した映像と詳細な近接画像の両方を取得可能です。

ドローン調査は、効率性、安全性、精度の面で優れており、住宅や商業施設のメンテナンス、自然災害後の被害確認、老朽化した建物の調査など、さまざまな場面で活用されています。

調査から解体まで、
全て弊社で対応できます